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2025年2月1日、松山市で開催された 「第34回愛媛人工透析研究会」 において、当院院長が当番幹事を務めるとともに、特別講演の座長を担当いたしました。

本研究会は、愛媛県内における人工透析の最新知見や臨床現場での課題を共有し、より良い透析医療の発展を目指す貴重な場です。今年も県内の多くの透析医療従事者が参加し、活発な議論が交わされました。

今回の研究会では、当院から3演題の一般講演を発表し、臨床現場での知見や新たな取り組みについて発信しました。また臨床工学部門(一般演題)では、当院の臨床工学技士である野村・井上が座長を務め議論をリードしました。

 

【当院発表演題】

・ 災害時患者連絡手段としてのSMS一斉連絡サービス活用に関する有効性の検討
  発表者 臨床工学技士 東 信太郎

・ 診療時間外の透析機械室アラーム作動への対応
  発表者 臨床工学技士 菊池 真央

・ 維持血液透析患者の体液量評価を正確に実施するための検討
  発表者 臨床工学技士 合田 光貴

 

特別講演では、「透析治療の栄養療法」の分野でご活躍されている新潟大学大学院医歯学総合研究科 特任准教授 細島康宏先生 をお招きし、最新の栄養療法を中心とした透析治療の進歩や課題 についてご講演いただきました。臨床の現場においても非常に参考になる内容ばかりであり、参加者にとって大変有意義な時間となりました。

今後は、当院での「透析医療の質」の更なる向上を目指し、今後も学術活動や研究会への積極的な参加を継続してまいります。引き続き、患者様一人ひとりに最適な医療を提供できるよう努めてまいります。