その他の
お悩み・ご相談

AGA治療について

男性ホルモンが働くことで
抜け毛や薄毛を
促進してしまう病気

AGAは、Androgenetic Alopeciaの略称で、日本語では男性型脱毛症と呼ばれています。
遺伝的な理由もありますが、後天的には男性ホルモンの作用で抜け毛が増えていき、毛髪が薄くなる病気です。代表的な現れ方としては後頭部や額の生え際から薄毛化が進んでいくことが多く、全体的に髪のコシやハリが減っていく現象も見られます。
AGAは多くの研究の積み重ねによって効果的な治療法が確立されていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

※AGA治療は保険が適用されないため自費での治療となります。

こんな症状はAGAの可能性があります

  • 額の生え際が徐々に後退してきた
  • 頭頂部の髪の毛が薄くなった
  • 髪の毛にハリやコシがなくなった
  • 額の生え際・頭頂部、また両方が抜け始めた
  • うぶ毛のような髪(細くて短い)が多くなった

AGAは進行します

AGAの発症者は日本国内に1000万人以上も存在すると言われていますから、多くの男性にとって他人事ではありません。「何となく恥ずかしい」といった気持ちが優先してしまい、治療につながりにくい方も多いようですが、AGAは進行する疾患なので、早めに治療につながることが大切です。
そのため、周囲の人から指摘されたときや鏡を見て気になったときなどに、ぜひ遠慮なくご相談ください。

AGAの特徴

AGAは全く髪が無い状態ではなく、まだ産毛は生えることができる状態を指しています。残念なことに、産毛が太く成長できないまま、抜け落ちてしまうことで全体として薄く見えるようになるのです。
しかし、AGAは医学的にかなり解明されているので、放置していると抜けるだけの産毛を太く成長させることは不可能ではありません。そのためには、あきらめることなくできるだけ早く医療につながることが重要です。

当院での治療

主なAGA治療として、医療機関で受けられるもの、自宅で対処できるもの、整容的な対処などが挙げられます。

内科的治療(薬物治療)

  • 医療機関で処方される薬
  • 一般薬局(ドラッグストア)で購入可能な一般医薬品

ED治療について

他人には相談しにくいこと
だからこそ
早期相談が重要

ED(勃起不全)は、中高年の男性に多いイメージがあるようですが、20代、30代でも無関係ではありません。EDはストレスや睡眠不足によっても起こりますし、暴飲暴食など日常生活が深く関連しているからです。
EDの治療では投薬も行いますが、原因である生活習慣を改めることも欠かせません。そのため当院ではカウンセリングも重視して状態の改善に努めています。ぜひお気軽にご相談ください。

※ED治療は保険が適用されないため自費での治療となります。

ED(勃起不全)の主な原因

神経の障害により起こりうるED

勃起は何らかの性的刺激によって発生する信号が陰茎まで到達して起こります。しかし、神経に障害がある場合、この信号が届かないため勃起不全となります。この場合、糖尿病性神経障害やアルツハイマー病、パーキンソン病やてんかん、脳出血などが起こっている可能性があります。

血管の障害により起こりうるED

十分な勃起が起こるには、性的刺激によって勃起の信号が陰茎に送られた後に、陰茎に適切な血流があることが条件となります。そのため、血液の流れが悪い場合、勃起不全になることがあります。
この要因として考えられるのは、加齢の影響や糖尿病、動脈硬化や高血圧などが上げられます。

心理的要因により起こりうるED

性的興奮がストレスなどの心理的要因によって陰茎に伝わらないために、勃起不全になる例もあります。心理的要因には、日々のストレスや金銭的不安のほか、以前に性交で失敗した記憶などさまざまな要素があります。また深層要因として、過去の体験によるトラウマが関連していることもあります。

服用している薬剤により起こりうるED

服用している薬の副作用でEDが起こることがあります。代表的なものとしては、睡眠薬や精神安定剤、抗うつ剤や向精神薬などが考えられます。このような薬剤は必要上処方されていると考えられるので、EDの改善のために服用を中止することは危険です。そのため、まず原因となる薬を処方した担当医に相談することをおすすめします。

当院での治療

当院では、患者様の状況を踏まえて投薬を中心とした治療を行っています。
お薬の種類としては、シアリスやレビトラ、バイアグラなどがあります。それぞれの薬に特徴があり、患者様の体質によって目の充血や顔のほてりなどが現れることもありますので、体調やご要望を踏まえて、医師と相談しながら利用することが重要です。
また、心疾患の薬などを服用中の場合は利用できないこともあるので、治療中の疾患があれば必ずお知らせください。

禁煙外来について

「もう煙草はやめられない」と
諦めてしまう前に

喫煙している人の中には、「禁煙に挑戦したものの長く続けられなかった」という方が少なくありません。
喫煙には依存性があるので、個人の意識だけでやめるのは難しいのが実情です。その点を踏まえれば、医療の力を借りて禁煙に取り組んだ方が楽で効率的と言えるでしょう。
当院では、禁煙を考えている方に向けて医学的なサポートを提供していますので、禁煙を考えているのであれば、ぜひ一度ご相談ください。

※現在、飲み薬(バレニクリン 商品名;チャンピックス)による禁煙治療は引き続き新規受付を見合わせております。令和4年7月1日以降、医療用貼り薬(ニコチンパッチ)による禁煙治療を一部再開しております。費用や治療期間など詳細な情報につきましては、一度事前にお電話にてお問合せください。

禁煙外来を受けるためには

健康保険を使った治療費用は、12週間で自己負担額(3割として算定)2万円程度、1日あたり250円以下です。
健康保険を適用できる条件に当てはまるかチェックしてみましょう。

  • 自分が吸うつもりよりもずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
  • 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
  • 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
  • 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
  • イライラ
  • ゆううつ
  • 脈が遅い・手のふるえ
  • 神経質
  • 頭痛・眠気
  • 食欲または体重増加
  • 落ち着かない・集中しにくい
  • 胃のむかつき
  • 上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
  • 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
  • タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
  • タバコのために自分に精神的問題(※)が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか。

※禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。

  • 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
  • タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。

[TDSニコチン依存度テスト 厚生労働省 e-ヘルスネットより]

  • 1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数=200以上である。
  • ただちに禁煙を始める意志がある。
  • 禁煙治療を受けることに、
    文書で同意している。

上記の条件を満たしていても、過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方で、前回の治療の初回診察日から1年経過しない場合は、自由診療となります。

保険が適用される条件

保険適用の条件は年齢(35歳を境目)によって異なります。
※35歳以上の方は①~⑤、35歳未満は①~④それぞれ全ての該当が必須

  • ニコチン依存症(TDS)である
  • 1ヶ月以内には禁煙したいと考えている
  • 医師から受けた禁煙治療の説明に同意する
  • 前回の禁煙治療開始から、12ヶ月以上経過している
  • 1日の喫煙本数 × 喫煙年数が
    200以上になる

費用※保険適用となった場合の目安(3割負担の場合)

初回来院時 2,000円
2~4回目来院時 1,150円
5回目来院時 930円

※上記金額は 診療費の目安です。薬局にて別途お薬代がかかります。
※すべて税込の金額です。

禁煙治療の流れ

  1. Step01

    初回

    まずは治療全体の説明を行ったうえで、喫煙の状況や依存度、禁煙への関心を確認します。
    その後、呼気からどの程度一酸化炭素が検出されるかを測定します。
    禁煙の意思があるようでしたら、宣誓書に署名していただきます。さらに、次回の来院日を設定し、禁煙のためのお薬を処方いたします。

  2. Step02

    2回目

    前回の診療日以降の状況を問診にて詳しく確認いたします。さらに、呼気を測定して一酸化炭素がどの程度含まれているかを測定したうえで、お薬を処方いたします。
    治療に関連するお悩みや不安があれば、遠慮されることなくご相談ください。

  3. Step03

    3回目、4回目

    禁煙開始から4週目、8週目にもご来院いただき、このときにも一酸化炭素の測定を行います。
    また、カウンセリングを行いますので、離脱症状(喫煙したくなる、イライラする、頭痛がするなど)があればお知らせください。対処法なども丁寧に説明いたします。

  4. Step04

    5回目

    12週目で基本的に治療は終了です。順調に禁煙が進んでいれば、その後の生活のアドバイスなどをいたします。
    保険を適用できるのは5回の通院と、初回から3ヶ月間です。
    自由診療であれば治療を継続することは可能ですが、出来るだけ保険診療の期間内に成果を出せるように、一緒に取り組みましょう。

不眠症治療について

生活の質(QOL)の低下や
仕事や学校に支障をきたす
不眠症

睡眠は人間が健康に生きる上で欠かすことができない要素です。しかし、寝つきの悪さや眠りの浅さなどで悩んでいる人は世の中に非常に多く存在しています。
十分な睡眠が確保できないと、心身の疲労が回復できないだけでなく、集中力が低下したり、仕事や勉強の途中で眠気に襲われたりして社会生活に支障が出ることが少なくありません。また、車の運転や機械の操作などをする人であれば、事故のリスクも上がります。
不眠症など、睡眠に関連する悩みがある場合、ぜひ当院にご相談ください。

不眠症の症状

  • 入眠困難…布団に入ってもなかなか寝つけない
  • 中途覚醒…眠りが浅く、夜中に何度も目が覚める
  • 早朝覚醒…必要以上に朝早く目が覚めてしまい、苦痛を感じる
  • 熟眠困難…睡眠時間の長さにかかわらず、ぐっすりと眠った満足感がない

日中ではこんな症状があると要注意

  • なかなか眠れない
  • 朝起きても、疲れが取れていない
  • やる気・気力・自発性の低下
  • 朝、早く目が覚めてしまう
  • 1度起きてしまうと眠れなくなる
  • 過失や事故を起こしやすくなった
  • 夜中に何度も目が覚める

不眠症の主な原因

不眠の原因は多数考えられます。例えば日常生活の中で大きな不安がある場合や、夜勤や日勤などの交代勤務を繰り返す中で生活のリズムが崩れている場合なども考えられます。また、高血圧や糖尿病など、生活習慣病が原因となって不眠が現れるケースもありますし、うつ病を発症することで眠りが浅くなる人もいます。コーヒーや紅茶に含まれるカフェインのほか、喫煙する方はニコチンの影響も考えられますし、周囲の騒音や就寝する場所の環境が悪いということもあり得ます。
原因によって治療の方法も変わるので、当院では丁寧にヒアリングを行っています。

当院での治療方法

患者様ごとの不眠の原因を確認し、それぞれの状況を踏まえたうえで、投薬による治療や生活習慣を改善するためのアドバイスを行います。
生活習慣の改善は、患者様によって異なるので多方面に及びます。例えばできるだけ生活のリズムを整える、カフェインを接種する時間を考慮する、適切な運動量を確保する、といったアドバイスと共に投薬を行い、改善が見られなければ薬を変えながら、別の生活習慣を見直すこともあります。
人によって効果の出方に差はありますが、ぜひあきらめずに一緒に治療に取り組んでいきましょう。

認知症(物忘れ)
治療について

「物忘れ」と「認知症」
を区別し、
認知症を早期発見・治療するために

人間は誰しも、年齢が上がると「物忘れ」が増える傾向はあります。しかし中には平均的な加齢によるものではなく、認知症から来ている場合もありますので、軽く見ることは禁物です。
「単なる物忘れかどうか判断が付かない」、「記憶に関連して違和感がある」という体験がある場合、ぜひ当院にご相談ください。ご来院いただければ、認知症の診断や治療を専門とする医師が対応いたします。
認知症に由来する物忘れでも、治療につながるのが早いほど状態の改善や維持への効果が期待できます。

こんな症状はございませんか?

  • ものの名前が思い出せない
  • しまい忘れや置き忘れがある
  • 時間や場所の感覚が不確かになってきた
  • 財布やクレジットカードなど大事なものを失くすようになった

ご家族にこんな症状が見られる場合もご相談ください

  • 何度も同じことを言ったり尋ねたりする
  • 慣れている場所で道に迷った
  • 以前より怒りっぽくなった
  • 薬の管理ができなくなった
  • 財布を盗まれたといって騒ぐことがある
  • 以前好きだったことや、趣味に対して興味が薄れた
  • 映画やドラマを理解できない
  • 鍋を焦がしたり、水道の閉め忘れが目立つようになった
  • 料理のレパートリーが減り同じ料理ばかり作るようになった

認知症と物忘れ(軽度認知障害)の違い

認知症とは

認知症は血管性認知症とアルツハイマー型認知症の二つに大別することができます。平均的に年齢が上がるほど発症が増えますが、若年性アルツハイマーという疾患もあるので、若い人が無縁というわけではありません。
どのタイプでも共通した症状として記憶の混乱や認知機能の障害が起こります。また状態が悪化すると身体の機能にも影響が及び、生活の質が低下します。さらに進行すると社会生活に支障が出る場合もあるので早めの治療をおすすめします。

物忘れ(軽度認知障害)とは

いわゆる「物忘れ」は医療的には軽度認知障害と呼ばれます。軽度認知障害は加齢に伴って現れることが多く、認知症とは別のものとして扱います。軽度認知障害の方がすべて認知症になるというわけではありませんが、認知症に移行していく人もいるので注意は必要です。
また、別の疾患とは言え、軽度認知障害の治療を始めることは、認知症の予防に有効です。その点を踏まえると、「単なる物忘れ」、「まだ軽度認知障害なので認知症ではない」と油断せず、早めにご相談いただくことが長く健康を維持することに役立ちます。

当院での治療方法

ご記入いただいた問診表を拝見しながら口頭でもお悩みをお伺いし、その後、簡易認知検査を行って状況を確認します。症例によっては血液検査や脳画像検査も行い、さらに詳しく情報を取得する場合もあります。
年齢相応の一般的な物忘れであれば特に治療は必要ありません。ただし、軽度認知障害か、あるいは認知症を発症していると診断した場合は、それぞれに合った治療を進めていきます。