ペインクリニック内科

痛みの診断・治療を行う
ペインクリニック

身体に「痛み」があると、生活の質がいちじるしく低下します。当院はその点に目を向け、痛みの除去や緩和を専門とする溝渕敦子医師による、ペインクリニック内科を設置しています。
頭痛や腰痛、慢性疼痛や上肢痛、下肢痛や神経痛など、部位や原因によらず様々な痛みに対する治療を行っています。
「医療につながっているのになかなか取れない痛み」、「慢性化してあきらめてしまった痛み」などがある場合、お気軽にご相談ください。

予約制となりますので、お電話(0896-24-3111)にて事前にご予約をお願いいたします。

ペインクリニックとは

ぺインクリニックとは『痛み(Pain)を伴う疾患の診断・治療(Clinic)を専門に行う診療科』という意味です。
痛みを消失・緩和し、ADL(日常の生活機能)とQOL(生活の質)を維持・向上させることが治療の目的です。

対象となる疾患

  • 帯状庖疹、帯状庖疹後神経痛
  • 肋間神経痛
  • 頭痛:緊張性頭痛・片頭痛・群発頭痛など
  • 三叉神経痛
  • 手術後に遷延する痛み
  • 癌に伴う痛み
  • 首・腕の痛み(頸椎椎間板ヘルニアなど)、肩こり、五十肩(肩関節周囲炎)
  • 腰痛・足の痛み(ぎっくり腰、座骨神経痛、腰部脊柱管狭窄症、腰部椎間板ヘルニアなど)、変形性膝関節症、
    変形性股関節症

その他、痛み・しびれ・冷え等を伴う症状に対し、全身状態を含め診察させていただきます。

当院での治療

神経ブロック療法

神経ブロックとは、痛みの原因の神経に局所麻酔薬と少量の抗炎症剤などを注射する方法です。それにより、筋肉や組織の循環を改善し、痛みの原因物質を洗い流すことにより、人間の本来もつ回復力を引き出します。そうすることにより、痛みやしびれなどの症状を改善させる手技です。
ブロックの種類は、どの神経をブロックするかで色々な方法があり、いってみれば神経の数だけブロックがあります。
当院では、特殊なレントゲン装置(Cアーム)を用いて、ブロック針の動きを確認しながら神経ブロックを行う透視下神経ブロックや、神経およびその周囲の血管・骨・筋肉などの組織をリアルタイムに描出、確認しながら行う超音波ガイド下ブロックなど各患者様の病態に最適な方法で神経ブロックを行っております。

薬物療法

痛みの種類によっては、神経ブロックよりも飲み薬の方が、治療効果が高い場合もあります。漢方薬も必要に応じて使用します。
また頭痛について、内服薬処方はもちろんのこと、月1度の皮下注射で片頭痛日数を減らし、片頭痛急性期治療薬の減量が期待出来る新しい治療方法も当院で実施しております。
気になる方は是非ご相談ください。

物理療法

痛い部位の血流改善や筋肉の緊張を和らげるため、電気治療、牽引治療、マッサージべッドなど利用します。

理学療法

痛みが生じ、一定期間続くと初期の痛みとは別の二次的な痛みも生じやすくなります。例えば、関節の痛みが生じたため痛みを避けるような動作をしていると、本来働くべき筋肉が使われないために、筋肉に血流障害が起こり、筋肉の柔軟性が奪われコリといった慢性痛が生じることも少なくありません。初期の痛みがさらなる痛みを引き起こす悪循環が生じやすくなるのです。
当院では神経ブロックと理学療法士による徒手療法・日常生活動作療法・歩行練習・動作療法を併用して、ADL(日常生活の質)改善を図ります。